純情

どこかの町の どこかの路地で
ふたり口ずさんだ「風に吹かれて」

血を吐くような 時代を越えて
変わらぬこの想い あたしの純情

抱きしめて 抱きしめて 抱きしめて
ただ あなたがほしい
狂おしい 狂おしい
手にしたものすべて
失くしても 失くしても
それでもかまわない
抱きしめて…

愛されて 愛されて 愛されて
死ぬならいいわ
あたしの最期の男は
ただひとりだけ それはあなた

嘲笑えばいいわ あたしのことを
あなたの花になり 散ってゆきたい

愛していると 愛していると
心が叫んでる あたしの純情

抱きしめて 抱きしめて 抱きしめて
ただ あなたがほしい
何度でも 何度でも
ああ 命の限り
躰ごと 躰ごと
過去から未来から
連れ出して…

あの空へ あの空へ あの空へ
飛べたらいいわ
あたしの最期の男は
ただひとりだけ それはあなた

抱きしめて 抱きしめて 抱きしめて
ただ あなたがほしい
狂おしい 狂おしい
手にしたものすべて
失くしても 失くしても
それでもかまわない
抱きしめて…
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