希望の残骸

果てぬ荒野をただひたすら歩いていく。
今さら道は戻れない、やめられない。
旅の途中で出会った人、別れた人。
望み全てが叶う訳じゃなかったけど。
星になったあの人に届けるような言葉を。
黒く塗ったあの日を肯定する歌を歌うよ。

ハロー、グッバイ。僕のフューチャー、
いま雨が振って固まった地に足をつけたなら絡まった糸をほどくよ。
朝になったウエストコースト。ただ雨は止んで広がった
空にそっと絶望を浮かべるような表情で。
秒針と運命はせわしなく動いている。

「次の街では夜の方が短くって宴が終わる前の晩に祈る」とか
そうやって知っていったかけがえの無い知識が
少しずつ未来の重い扉を開けていく。

ハロー、グッドナイト、サッドフューチャー。
知らない内に落っことしたその希望の残骸をひとつひとつ集めて
完成したジェットコースター、またの名前は可能性。
まさに今イグニッション、僕だけの新世界へ。
大きく息を吸って、その目を瞑れば、
忘れる事すらも忘れてしまうぐらい素敵さ!

負け犬の遠吠えに聴こえるならそれでいい。
それでも自分自身を肯定する歌を歌うよ。

ハロー、グッバイ。僕のフューチャー、
いま雨が振って固まった地に足をつけたなら絡まった糸をほどくよ。
朝になったウエストコースト。ただ雨は止んで広がった
空にそっと絶望を浮かべるような表情で。

ハロー、グッドナイト、サッドフューチャー。
知らない内に落っことしたその希望の残骸をひとつひとつ集めて
完成したジェットコースター、またの名前は可能性。
このレールを滑る役の替わりなんていないってことに
今になって気づいたって、それはきっと遅くなんてない。
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