PROLOGUE

空っぽの部屋に響くこの孤独なうたは
まだ誰にも届かない 僕なりのビギニングソング

涙ふく夜を何度重ねても 月は沈み
眩しすぎる太陽に目を瞑ってきた

冷たい風が僕の声をかき消してしまいそうだから
この手にあるものかき集め奏でよう 届けはじまりのうた
頭の中鳴ってた音が翼を広げたがってるから
響かせてみせるさ きっと

素っ気ない部屋で描くあの白黒の画は
まだ見えぬ未来への 僕なりの予想図

夢から醒めても また夢見てた

春の風が見慣れた街に鮮やかな色を運んでく
曇り続きの無情な毎日もきっと晴れ渡って
心の中見えてた景色 色あせて消えてしまう前に
描きあげて見せる いつか

いつからか見えないふりをして
たくさんの“嘘”を叫んでた
途切れてた音を繋いだら 新しいドア解き放とう
そうそこから始まりを告げよう

冷たい風が僕の声をかき消してしまいそうだから
この手にあるものかき集め奏でよう 届けはじまりのうた
頭の中鳴ってた音が翼を広げたがってるから
響かせてみせるさ きっと

春の風が僕の元へ鮮やかな音色を運んでく
歌いあげてみせる いつか
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