Skanpin Again

頭蓋骨と脳の隙間に 何枚の金を
詰め込んでるか お前は
呼吸する たびに

それは震えるに違いない
愉快な事だろう

この文書が白紙になる時が今来たんだ
いまこの紙に書いてみたいのは馬鹿の二文字
それだけだ

世の中には何人の友だちがいるか
書いてみればいい お前の
ぶ厚い手帳に
それは消えてくに違いない
愉快な事だろう

頭の中で震える文字のない札束が
長く生きてきたお前の数少ない友人だ
価値はある
あったモノが無くなったのか
最初から 無いのか

スカンピンだ 拾う星屑あるのならば まだいい
スカンピンだ 吹き溜まる場所あるのならば まだいい
スカンピンだ 集める悲しみあるならば まだいい
スカンピンだ 煙草一箱ほどの一生 だったかな
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