白い浮標

水の上で 暮らそう
愛しい人よ
浅い夢 見ながら 今日を過ごそう

愚かでいい Sweetheart
泣かなくていい
喉元に オウムの くちばしがある

そんな 毎日はうんざりさ
悪夢が 出入りする
ドアも無いし 窓も無いさ
この帆さえ あればいい

憎しみも 愛情も
大しけも 包み込んでしまう

宇宙飛行士の ような
邪魔の無い暮らし
いつまでも このままで 一生を終えよう

いつかきっと 白い
鳥が舞い降りて
ぼくらの 住んだあと 印となるだろう
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