道の途中

さよならを 言えばよかった
せめてそんな 強がりを
ありがとうって 言えるような
余裕はなくて 真っ白だった

道の途中に捨てられて拾われないまま

時間通り 進まなくって
この部屋は 止まったまんま
思い出すような ものばかりで
笑う顔が 滲んで消えた

道の途中に捨てられて拾われないまま

未来だって 見えるような
気がしていた だけだった
すぐにはきっと 変われないし
少しずつ慣れるのは もっと寂しくて

道の途中に捨てられて拾われないまま
道の途中に捨てられて拾われないまま
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