絆雪

しばれるはずの 雪なのに
おまえがいれば あたたかい
春まだ浅い 北国の
しあわせ探す 道の駅
連れて来たのさ 俺のふるさとへ
二人にはらはら 絆雪

もたれて眠る 細い肩
子供に戻り おやすみよ
都会の傷を せせらぎが
洗ってくれる 清らかに
こころ裸で 俺に飛び込めよ
涙を拭えと 絆雪

はるかに続く 白い道
明日に向かい 歩き出す
大事な愛を 急がずに
育ててゆくよ この町で
やがて花咲く 俺のふるさとも
空からさだめの 絆雪
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