17の夜

冷徹無慈悲な毎日は
いつでも四面楚歌の気で
友達面したまがいものは
質屋に出すのもためらうのさ

寝る時常に帯刀で
座って寝るようなお年頃
ミーハーな僕はどこへやら
ロックンロールに飢えてるのさ

沈む太陽 煌めく星よ
1番光ってるあの星のそば
鈍く輝くアイツのこともずっとずっと気になって

同じ景色と揺れる車窓と
並ぶ車列を眺める眼
目に留まることが全てじゃないから

疑え疑え止めるな
辿りつけるさ
モラトリアムの先
完全無欠な様式美
疑え疑え止めるな
駆け抜けていく
さまよってさまよって辿り着くさ

あなたが示した足跡を
たどるだけなんて窮屈さ
そんなこと考えて空を見上げる

ああ、人生はまるで迷路のよう
冷徹無慈悲な毎日と
向き合い続けるお年頃
イヤホンから流れる音は
浮世の憂さを晴らす音さ

同じ景色と揺れる車窓と
並ぶ車列を眺める眼
目に留まることが全てじゃないから

疑え疑え止めるな
駆け抜けていく
さまよってさまよって辿り着くさ

疑え疑え止めるな
辿りつけるさ
モラトリアムの先
完全無欠な様式美
疑え疑え止めるな
駆け抜けていく
さまよってさまよって辿り着くさ

辿り着くさ
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