夢の道すがら

心の故郷(さと) 時には嵐もあるが
春には花咲き 野山は彩(いろど)り
自然に抱かれた 生き物の春
淡いみどりは 辛(つら)い冬越(ご)え
高楼(こうろう)仰(あお)ぎ 人の苦楽も
年輪の価値 夢の道すがら

真夏の空 木漏(こぼ)れ日のやすらぎ
小枝がゆれて 蝶が舞いとび
自然に焦(こ)がれて 夢追う明日(あす)へ
みどり豊かは 心安らぎ
太鼓の響きは 大地に根付く
大樹(だいじゅ)の命 夢の道すがら

ひぐらし鳴き 遠くに聳(そび)える山に
雲が流れて ふと目を開ければ
川に流れる 紅葉(もみじ)が映(うつ)り
若き思いの 日々を重ねて
一筋(いちず)の道中 こよなき秋の
実りの風も 夢の道すがら
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