nukumor

もっと もっと 愛してよ
もっと もっと 満たしてよ
もっと もっと 温もりを感じたい
ちょっと触れたら 崩れちゃう愛
本当の愛が欲しいよ

少女は呟いた
「ぎゅっと握りしめてくしゃくしゃになった
この紙飛行機みたい」
行く先も知らずに四方八方に
飛んでって辿り着いたうちのひとつなの

何回だって笑うよ
何回だって許すよ
何回だって帰りを待っていたのに
本当は寂しくて
本当は悔かったけど
平気なふりしたのに

もっと もっと 愛されたい
もっと もっと 満たされたい
もっと もっと あたしだけを見てよ
ちょっと触れたら 崩れちゃう愛
もうそんなんじゃ嫌だよ

少女は俯いた
水槽のなかゆらゆら揺れ泳いでる
このブルーシクリッドみたい
ここじゃなきゃ生きれないのに
外の世界を眺めては比べてる
あたしと同じなの

何回だって笑うよ
何回だって許すよ
何回だって涙をぬぐっていたのに
本当は寂しくて
本当は悔かったけど
平気なふりしたのに

もっと もっと 愛されたい
もっと もっと 満たされたい
もっと もっと あたしだけを見てよ
ちょっと触れたら 崩れちゃう愛
もうそんなんじゃ嫌だよ

どこを探してみても
見つかんないし安心できない “愛”
他に何もいらない
ただそれだけなのに
どうして孤独にずっと
埋もれてしまってる あたし
そんなんじゃなくて 少しでも感じたい
あなたの nukumori

もっともっと 愛してよ
もっともっと 満たしてよ
もっともっと 温もりを感じたい

もっと もっと 愛されたい
もっと もっと 満たされたい
もっと もっと あたしだけを見てよ

使い古された“愛”でも
分散された“愛”でも
1番じゃないと分かってて 待ってるの
ぎゅっと触れても崩れない愛
ねぇこんなんじゃダメかな

本当の愛が欲しいよ
もうそんなんじゃ嫌だよ
嫌だよ
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