おんな無法松

なにを好んで 買うのじゃないが
売られた喧嘩は 受けて立つ
あれは おんなの無法松
うしろ指さす 指さきで
一つ舞おうか ああんあんあー
祇園太鼓の 暴れ打ち
暴れ打ち

口が裂けても 云えない人の
面影ばかりの 一升酒
男まさりが 紅つけて
惚れたはれたも あるもんか
一つ唄おか ああんあんあー
月に泣いてる うしろ影
うしろ影

空に響けよ 玄界灘の
怒涛(なみ)に砕けて 華と咲け
これが おんなの無法松
切った啖呵は 伊達じゃない
一つかまそか ああんあんあー
小倉名代の 心意気
心意気
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