離れても

風が吹く丘の上で
あなたには少し大人ぶって
「私なら大丈夫」
意地を張ってみたけど ホントは

あえなくなるのが
こわくてたまらないと
言い出したいけれど
自分を隠してる

離れても 離れても
信じていたい
離れても 離れても
心は揺れないで

抱きしめた温もりなら
今だって強く感じてる
言葉にはしないけど
唇がおぼえてる ホントよ

見つめる瞳が
なんだか優しいから
泣かずにいたいのに
気持ちが保てない

離れても 離れても
信じていたい
離れても 離れても
心は揺れないで

くちづけを胸の奥に
仕舞い込んでばかりいられない
引き留めて「行かないで」
そう言ってしまいたい ホントは

離れても 離れても
信じていたい
離れても 離れても
心は揺れないで

こんなふうに私のこと
隠さずに見せてしまったら
どれほどのつよがりも
もうつうじないけれど
それでも いいもの
×