星まで続く涙

音のないテレビをあなたは見てる
濡れた髪 私は乾かしてる

歴史の浅い ふたりは時々
遠いきのうに傷つくの

星まで 孤独まで 続く涙
あなたをなくしても不思議じゃない

飲みかけた紅茶も すっかり冷めて
あなたはコートに 右手を伸ばす

世界がこわれる音が聞こえる
どうか このまま帰らないで

胸まで ソファまで 落ちる涙
あやまる言葉さえ見つからない
あなたの遠い夏 知りたかった
夜明けのささやきが やさしい訳を

ふいに抱きよせて つぶやかないで
“Love You, I Love You…”

胸まで ソファまで 落ちる涙
やさしいぬくもりで泣かせないで

見えない歴史など さがさないわ
両手のこの瞬間(とき)が永遠だから

星まで 夜空まで 続く涙
あなたをなくしたら ひとりぼっち

あなたの遠い夏 知りたかった
夜明けのささやきが やさしい訳を…
×