机の上の戦争

僕は鉛りの 兵隊なのさ
ぼくの主人 それはとても小さい小さいぼうやさ

朝が来るたび ぼくら兵隊
机の上ならべたてて いつも戦争させる

ぼくたちは戦いに疲れはてて みんなたおれる

窓にたそがれ せまるころに
遊びにあきぼくの主人 ママの床にかえる

ぼくたちはまた明日の戦争のため みんなねむる
まどに月影 青くさして
ねむりこんだ兵隊たちの影が 黒くかさなる
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