ミノリある日々

眩しくて伸ばした手の中
落ちる夕陽 川沿いの風に
揺れるススキ
伸びゆく影はやがて消えてく
気づけば思い出
過ぎ行く季節を
歩んでゆけるのも
ともに過ごした日々のおかげです

心に空いた穴 暗闇で埋まる前に
優しさで包んでくれた

満たされぬ時の中で 強がりな言葉吐いて
ごまかしてきたんだ全部

変わり行く街の姿にも あの頃はまだ気付けずに
周りの目を気にしては偽り 耳を塞ぎ目を背けたけど
寂しげな空丸く浮かぶ
夜長の闇優しく照らす
道に迷わぬように
変わらず見守ってくれる
今日もいつかは想い出
過ぎ行く季節を
歩んでいけるのも
共に過ごした日々のおかげです

痛みも悔やみも経て 喜び愛を知った
噛み締めてる温もりは 胸に残された傷跡を埋めてくれた

その中で触れてきた感情のすべてが
今いる世界を作ってくれました

降り注ぐ優しい言葉達の
本当の意味を見つけたよ
すくい上げた思いに 映し出した未来は
一粒もこぼさない

眩しくて伸ばした手の中
落ちる夕陽川沿いの風に揺れるススキ
伸びゆく影はやがて消えてく
気づけば思い出
過ぎ行く季節を
歩んでゆけるのも
ともに過ごした日々のおかげです
凍えそうな季節を前に 繋ぐ右手色づく並木
乾いた風が懐かしい香りを運ぶ
気づけば思い出
今こうして笑っていられるのも
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