men-Chan

ある朝目覚めたら
枕元ピンク色の垂れ下がった長い耳
悲しげな目をして

その子は言いました
「ナカナイデ。ダキシメテ。」
その日から毎晩、私は言いました

あの子が嫌い。
「ワカルヨ。アノコガゼンブイケナインダ。」
ねぇ。本当に思ってるの?
「オモッテルヨ。キミハナニモワルクナイ。」

あなたは唯一の理解者でいてよ。
ねぇ。ねぇ。ねぇ。ねぇ。
ねぇ、ねぇ!

それでも
ツライ ツライ ツライ ツライ ツライ ツライ ツライ
「疲れちゃった」て
キライ キライ キライ キライ キライ
僻んでんじゃない わかってない

イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ
壊れちゃったって
チョーダイ チョーダイ チョーダイ チョーダイ チョーダイ
縋ってんじゃない 甘いんじゃない

「うっせーなー。
コイツ、困った時すぐ俺を出しやがって。
俺だって暇じゃねーんだよ。
イヤな事から逃げるからいつもこうなるんだろ。
お前らも思ってんなら言ってやれ。せーの
ブース!ブース!ブース!ブース!」

え…あなたは誰?

信じたくないよ 独りにしないでよ
もしも知らなければ一緒にいられたの?

誰の心の中にも居る自分を苦しめてきた闇は
自分を守る為の闇へと変わってたんだ

ホントは
イナイ イナイ イナイ イナイ イナイ イナイ イナイ
「気付いちゃった」て
コワイ コワイ コワイ コワイ コワイ
迷っちゃうじゃない 終わんじゃない?

広い世界 狭い視界 除外したい
願い叶わないんだって

辛い 嫌い 痛い 居ない 怖い
決まってんじゃない? 暗い未来
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