ワールド

小さな灰色の蝶を追って
幾つも眠れない夜を越えた
蜃気楼の先で見た 鐘の音は今日もまた
止むことはなかった

幾つも 星は光って瞬いた
いつでも この場所を照らしてきた
願い人に祝福を 旅人の合図は
君に 聞こえただろうか

大地を揺らせ 星の声を聞け
眠るには早いだろう
勇気の詩よ 君と共にあれ

花の色や木の香り
土に還って空を目指す
風に溶けて雨になって
新たな命が宿る
いつか死んでしまっても
心はそう ここにある
あの鐘を鳴らすのは

大地を揺らせ 星の声を聞け
眠るには早いだろう
勇気の詩よ 君と共にあれ
一人荒野に立つ君に問う
聞こえるか あの歌が
いつだって 君と星を巡る
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