夢の在り処

小さい頃に見た 幾つもの妄想たちが
抱えきれないほど 集まって重くなっていった
叶うことのない それらは窮屈そうに
名前を呼ばれるのを ずっと待っていた

ここに立つだけで精一杯 揺れ動く日々の代償に
差し出したものは不釣り合いだ まだ足りないと言う
つまらないこの世界を 揺らせよ君のビートで
ちいさな夢を見て生きていけ

今日も叶わない 幾つもの妄想たちの
墓標を建てるために,僕らは夢を食べる“バク”になるんだ
でもさ、この夜が終わるまで 君と居たいから
最期くらい名前を付けてやるよ

届かないことは知っていた それでもすがりついていた
果たせなかった約束が僕を呼ぶけれど
出逢えなかった少年 揺るがないものがあるなら
おおきな夢を食べ生きていけ

また逢えるのなら夢の先で会いましょう
夢の在り処から届いた約束
×