語いたや

幸(しあわ)しぬ暮(く)らし 振合(ふや)わしぬ御縁(ぐいん)
互(たげ)に惹(ひ)かりてぃ 互(たげ)に思(うむ)ゆる
不思議(ふしじ)な御(ぐ)縁(いん)
積(ち)むる胸内(んにうち)ぬ思(うむ)い
蕾(ちぶ)でぃ居(う)る恋(くい)ぬ花(はな)
あー咲(さ)かすくとぅやならんしが
サヨ 語(かた)いたや 語(かた)いたや
月(ちち)ぬ山(やま)ぬ端(ふぁ)にかかるまでぃ
今宵(きゆ)や語(かた)いたや
見(み)りば見(み)る程(ふどぅ)に 一惚(ちゅふ)り二惚(たふ)り
如何(いちゃ)がすゆら 禁止(ちぢ)ぬ花(はな)に
思(う)み勝(まさ)るびけい サヨ 待(ま)てぃしばし 語(かた)らわに
あたら月影(ちちかじ)ぬ残(ぬく)ち
行(い)ちゅみ思(うみ)無蔵(んぞ)ヨ 互(たげ)ぬ幸(しあわ)し願(にが)てぃ
別(わか)る恋路(くいじ) 暁(あかちち)ぬ空(すら)に
袖(すでぃ)ぬ涙(なみだ)
やから やから 真(まくとぅ)ぬ縁(いん)やりば
何時(いち)か行逢(いちゃ)る世界(しけ)に
美(ちゅ)ら花(ばな)ゆ咲(さ)かさ
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