女の月夜唄

片割れの おぼろ月
便りが欲しいと 泣いてます
沖を行く あの灯り
明石海峡 目指す船
きっと待つひと いるのでしょうね
逢いたいよ あゝ 淡路・洲本で逢ったひと

三日月を 指差して
二人で行き先 占った
手探りの 恋だから
波の音にも 怯えます
沖の鴎よ 助けておくれ
逢いたいよ あゝ 淡路・洲本で逢ったひと

約束の 月が欠け
十六夜(いざよい) 立ち待ち 待ちぼうけ
水仙の 花陰に
女心を 傾けて
そっと水やる 夜更けにひとり
逢いたいよ あゝ 淡路・洲本で逢ったひと
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