サンタクロース

聖なる夜に 雪が溶けていく
ざわついた 街並みに 背を向けて
嘘がへたくそな 俺らは踏み出せずに
冷たさが優しさだと 静かに気付き始めてた
「あせらないで!」と君は微笑む
「死ぬまででも待つ!」強がってなんかない

俺は君のサンタクロースなんだぜ
君の喜ぶ笑顔を見てたいから
俺は君のサンタクロースだから
クリスマスが終わっても いつまでも

黒い瞳に映る街の光
美しすぎて 見とれてたら
「話を聞いてんの?」って、つねられた
「普段言わないけど、本当は好きよ」
言い終わる前にぎゅっと抱きしめていた

俺は君のサンタクロースなんだぜ
君のさみしげな顔を笑わせたい
俺は君のサンタクロースだから
クリスマスが終わっても 一年中

誰かが言った この地球もいつか
氷河期がきてみな凍ると
俺は決めた 最後の最後まで
君のストーブになる

俺は君のサンタクロースなんだぜ
君を幸せにするためにやってきた
俺は君のサンタクロースだから
クリスマスに誓うよ 君だけに
×