Champagne -時の旅人-

その影は その朝日に 長く伸びてゆく 時の旅人よ
ロマネスクの 街並に 深く刻まれた 物語を知り

立ち尽くした 時の旅人よ

何億の 星々さえ 浮かべたグラスは この天(よる)の様に
何億の 夢を浮かべ 流れ星がほら グラスに瞬く

飲み干した 星々の祈り
立ち尽くした 時の旅人

こんな夜は音もなく 時の足音 聴いていた
こんな夜は輝いて 漆黒(しっこく)のこの闇に 結ばれた星々が

この街の空に 魅せられてから 手が届きそうで 届かないもの
まだこの両手を すり抜けてく 生きる意味や いちるの光が

飲み干した 星々の祈り
人はみな 時の旅人
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