北国挽歌

あぁ帰ろかな… ふるさとへ

夢が見たくて ふるさと離れ
親を泣かせた バチあたり
未練だね… 男じゃないか
最終列車は 雪の中
吐息で曇る 窓ガラス
風が風が 頬を打つ
あぁ… 凍(しば)れるね

津軽追分 背中で聞いて
そっとおやじを 思い出す
辛いよなぁ… 世間に負けちゃ
じょっぱり男の 仲間たち
負けたら駄目だと 酒を呑む
夢さ夢さ 夢がある
あぁ… 凍れるね

慣れぬ手つきで 三味線抱いて
雪の奥入瀬 ひとり旅
逢いたいなぁ… おふくろさんに
リンゴの花っこ 咲くまでに
必ずかえるよ ふるさとへ
寒(さぶ)や寒(さぶ)やと 三味が鳴く
あぁ… 凍れるね
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