問わず語り

どこへ帰るの 何を急ぐの
幸せそうな人の波
こんな日暮れは 淋しいと
思い出ばかり なぞってる

もしも もしもあの頃に
戻れる汽車が あったなら
問わず語りに あなたを浮かべ
問わず語りに 涙ぐむ

ふたり暮らした 部屋はいつでも
あの日のままに しています
秋もすっかり 冬になり
心の中に 月が舞う

どこにいるの ねえあなた
今夜は夢で 逢いに来て
問わず語りに 鏡を見つめ
問わず語りに 紅を引く

もしも もしもあの頃に
戻れる汽車が あったなら
問わず語りに あなたを浮かべ
問わず語りに 涙ぐむ
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