不思議な小屋

迷いに迷い辿り着いた
山奥の薄明かり

今夜はここでひと休みだ
小屋のドアを開ければ

回る、ミラーボール
踊る、ピエロ
唖然とし眺める
手招きをする、女
誘われるがままに

めちゃくちゃなステップで踊るのさ
この夜があけるまで
足が動かなくなっても鳴り続けるダンスビート
思い出す、あの頃のこと
がむしゃらに真っ直ぐで
あの日の気持ちをなんだか掴めそうな
そんな夜

あの日から目の前が綺麗に見え出して
あの夜のこと、忘れられずに
また、小屋を訪ねてみると

回るミラーボールの輝きも
踊る道化師も
そこに姿はなくて
ただ寂れた部屋があって

めちゃくちゃなステップで踊るのさ
この夜があけるまで
僕はただただ
がむしゃらに
その部屋で踊ったのさ
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