Memorial Seasons

遠くに沈む夕陽を見ていた この街の灯りを背に
私の好きなものがここには ありすぎること気付いたんだよ
あの人を突然なぜか思い出したの
春の日差しそよぐ川沿いの道 寄り添いながら歩いていたね
夏は海までドライブをして 空高く光る花火を見ていた

寝起きの悪い私にいつも 全てを知ったような顔で
あなたはそっとささやいていた まるで子供をあやすみたいに
あの人の優しいところ愛しかったの
秋の風冷たく肩を撫でてゆく あなたの部屋で映画を見たね
冬の街角降りつもる雪 あなたの笑顔が温もりだった

今頃あなたはどうして毎日過ごしていますか?
今年も2人で見上げた桜が咲き始めました

わけもなく涙が流れてきたよ 思い出はまだあたたかすぎて
誰よりきっと私のことを想ってくれたのはあなたです
季節は巡る 何度も巡る 私のそばにあなたはいない
ページめくれば永遠の景色が あざやかな調べを奏でています
心に
ありがとう
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