都会の海

歌を忘れた 金糸雀(カナリア)が
舟漕ぎ出す 月の夜は
浅き夢見し スミレ色
風ささやき 胸くすぐる

恋しさの 涙の海に
やさしさも ときめきも
浮かんでる

都会(まち)に溢れる恋に揺れて
微笑み涙に変わると 知った
逢えば別れがくることさえ
かなわぬ貴方(ひと)だと
分かってたはずなのに
SUKIよ

まるで 人魚の恋のよに
泡となって 永遠(とわ)に生きる
朝の空には 白い月
夢残して 欠けてゆく

愛(いと)しさの 涙の海に
切なさも 寂しさも
繰り返し

きっとこの都会(まち)であなただけ
探してた運命信じて いるの
いつか魅かれて迷うことも
傷つく恋だと

分かってたはずなのに
SUKIよ

都会に溢れる恋に揺れて
微笑み涙に変わると 知った

きっとこの都会であなただけ
探していたのよ 真珠の涙が
人の波に溶けて
SUKIよ
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