一途に想うということ

出会った頃のような ときめきの気持ちはもうない
それと引き換えにして 手に入れたものは何だろう
好きとか嫌いとか 繰り返しているうちに
色んなものが見えなくなって 色んなものが見えるようになって

ふたりで歩いてきた道のりを振り返る時
一つ一つの足跡の意味について考えさせられるよ
そして君のことが どれほど好きだったかってことに
あらためて気付くことになる

決められた定義なんてないから 不安にもなったりするけど
対話を重ね 見つめ合うことで ふたりだけの答えを見つけてゆく

この道の先に 何があっても不思議じゃない
大切なのは いつも傍にいて 一途に想うということ

愛は赤子みたいなものだから ぐずったり 駄々こねたりする
上手くあやして 時に嗜めて 形なきその姿と向き合ってゆく

全てを信じるにはあまりにも不十分な世界で
君の笑顔は 稀有なる光 僕を照らしてくれる
この道の先も どんな時も 一緒にいよう
恥ずかしいから 言葉の代わりに 君の手を引っ張ってみた
そしてそのまま 強く抱きしめてみた
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