caramel

バスが来るまで まだ時間がある あと少しだけ君といれる
誰もいないベンチの前に二つ 長い影が揺れる
別に何かをするでもないけど 一緒にいれることが嬉しい
同じ空を見上げてるだけで 特別に思えるの

静かな空宙を波紋の様に 君の優しい声が伝う
僕が知らない日常について語り始めた 口許に耳を傾けて

ふたりの胸に溶けてゆく キャラメルの夕焼け
おとぎ話のような世界です
そっと手をつないで「幸せな時よ、永遠に続け」と瞳を閉じた
今ならどんな魔法も使える気がする

最近はまってる小説のこと 熱っぽく話してくれた
隣の席の“友達”からのお薦めの本らしい

良く話題に出る男子の名前 ただの友達みたいだけど
君の笑顔が輝くほど 不安になってくるのはどうしてだろう

ひとりでブルーに吹かれた時は 深呼吸してみよう
小っちゃなこと気にしちゃう性格なんだ
悪い予感ばかり気にしてる隙に
大切なメッセージを見失わぬように

これから向かう先で 傷つくこともあるだろう
それでも触れてみるのさ その不確かで 確かなものに

遠く五時のチャイムが鳴った
バスはまだ来ないみたい あと少し君といれる

ふたりの胸に溶けてゆく キャラメルの夕焼け
おとぎ話のような世界です
そっと手をつないで
「幸せな時よ、永遠に続け」と魔法かけた
まっすぐな瞳に心は奪われた
呆れるほど 透き通った季節の中で
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