UNDER THE FOGGY MOON

騒ぎ足りない調子者たちを 真夜中の霧が窘める
街で一番怪しげな路地裏にも 今日はスリルの気配もない
この先にゴールドラッシュなどなく ほんの小さな願いも
とても叶いそうにないことに 誰もが気付きはじめた

街はもう 夜が明けそう
もう眠ろう 浮かれすぎた魂を横たえ

目が覚めたら何か軌跡でも 起こっていてくれれば
淡い期待を胸にしまい 目を閉じる

くすぶった欲望は所在なげに 翌日に持ち越される
留守がちな神はいったい何の権限で 俺たちを弄ぶ
何ひとつ悔いの無い生き方などと 自称アウトサイダーが嘯く
後悔のひとつもしたことのない奴に 一体何がわかる

街はもう 夜が明けそう
もう眠ろう 疲れきった魂を横たえ

目が覚めたら何か革命でも 起こっていてくれれば
淡い期待を胸にしまい 目を閉じる

目が覚めたら何か軌跡でも 起こっていてくれれば
目が覚めたら今日のことすべてが 夢であってくれれば
淡い期待を胸にしまい
甘い記憶をまた呼び出し 目を閉じる
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