モノクロームの恋人達

出逢ったころ ふたりは信じてた
恋は 終わりない 花火のようと
みつめるだけで すべてわかりあえた
そばにいるだけで 世界は輝いた

失うものは 何もない 気がしてた
永遠に 胸のときめきが
終わらないように ただ祈ってた

どんなにそばにいても 二人は二人
胸の鼓動は刻んでる 別のリズム
ふと気づいて こみあげる切なさに
立ち尽くした 冬の夕暮れ

“おまえが思うほど強くない”と
うつむくあなたは 壊れそうな瞳

ほんの少しずつ あなたがみえてくる
時の流れのなかで
見失いかけた 大切なひと

どんなにわかりあえても 二人は二人
同じ人生を歩けない 二つの生命
恋が終わり 愛が始まる痛み
抱きしめよう あなたとなら

ずっと ここにいる
ずっと そばにいる

悲しみも 過ちも 包みこんで
歩いてゆきたい 泣きながら 微笑みながら
恋が終わり 愛が始まる痛み
どうか 手をとり 歩きだして

なにも欲しくない
ずっと離さないで
×