私たちは話していた

その囁き 私じゃなくて
葉が銀色に揺れ 思い出す

あの日海に 帽子が飛んで
私のそばにいた あなただけ 手を伸ばした

季節だけ 変わらずあるの
そして遅れてくる 私たち

その囁き あなたじゃなくて
七月 砂を撫で 思い出す 昔のこと

季節だけ 変わらずあるの
いつも遅れてくる 私たち

季節だけ 変わらずあるの
そして遅れてくる 誰も皆

あの日海に 帽子が飛んで
泣いたのは その随分後だった
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