en nui

玉虫色の結末が
さらに気分をはぐらかす
愛は常に不明瞭で
いたずらにばらまく

午前零時の胸騒ぎを
鎮める歌を探してる
飲み干す水の後味が
ひたすらに寂しい

孤独の傘に隠れたい
明日の雨を凌ぎたい
パララ パララ
騒がしく
僕を責め続けて

いつかの空はどこにある
あなたを抱いた青い空
パララ パララ
羽根の音
あの街に帰りたい

ぼやけた夜の灯火が
夜霧で更に溶けてゆく
粗捜しもできなくて
見えすぎると辛い

ただただ夜と見つめ合う
無意味に時は流れてく
衣擦れの音が鋭くて
眠りをさまたげる

君という傘に隠れたい
汚れたものを見たくない
パララ パララ
窓を打つ
雨音を塞いで

いつかの空はどこにある
あなたを抱いた青い空
パララ パララ
羽根の音
あの街に帰りたい
あの肌が恋しい
君だけを信じたい
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