銀河平野

星がひとつ 海を渡る
北の夜空 何処へ行く
胸にしみる あれは海鳴りか
走る夜汽車 あのひとはもういない
なみだこらえて ひとり
町をいくつも 過ぎてきた
つらい別れにゆられ
泣くだけ泣こう
帰るところ 私にはない

今日もひとり 星と眠る
銀河平野 果てはない
風がかわる あれは朝の音
汽車の窓辺 過ぎた日は帰らない
いつかあなたを忘れ
知らぬ誰かとここへ来る
だから あなたにあげる
夜明けのなみだ
帰るところ わたしにはない
×