再会

溢れる人込みで 懐かしい声がした
ラッシュのバスターミナル 偶然過ぎる再会
こんな風に あなたに まさか遭うなんて
笑い方も冷たい目も あの頃のままね

「君が元気そうでよかった」なんて
優しいふりして 言わないで
あの時のあなたを 今でもまだ
許してない 今も許せないの

昔みたいに よびすてで呼ばないで
塞ぎかけた傷 掻きむしらないで
昔みたいに 笑いかけないで
あなたを忘れる為 どれだけ泣いたか
知らないくせに

家路を急いでる 人達の流れに
立ち止まる二人だけ
遠い世界にいるみたい

突然の別れの その理由を
今はもう知りたいと 思わない
こんな日が来る事 わかってたけど
蘇る気持ちを 止められないの

昔みたいに よびすてで呼ばないで
あなたのものだった 私じゃないのよ
昔みたいに 優しい瞳で見つめないで
今の私の 静かな暮らしに 触れないでよ

あなたが居なくても 生きていけるし
なんで声なんか 掛けたりしたの
あのまま何も知らず すれ違えばよかった
捨てられて 気付いたの
独りぼっちだってこと

昔みたいに よびすてで呼ばないで
塞ぎかけた傷 掻きむしらないで
昔みたいに 愛しても悲しすぎるけど
いつか逢える日を ずっと
待ってたのかも 知れないね…
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