鏡の中のMAGICIAN

白い鳩を 指先で消して
三度目のショーが 静かに終わる
Oh No No No
酒樽が高く 積まれている楽屋に
手品師が帰る 足音もなく
Oh No No No
ああ ひび割れた 鏡の中のMagician
お前が消したいものが そこに写ってるぜ
もういいだろう 夢はただお前を
苦しめただけ
呪文唱え ただの男に もどりな 今すぐ

どこに向かう 夜汽車だろう
天井の薄い壁 震わせながら
闇の中を走りぬけて行く だけど……
人は誰も 哀れな手品師
痩せた胸さらし 踊り子たちが駆けてく
四度目のショーを ドラムが急かす
Oh No No No
ああ ひび割れた 鏡の中のMagician
お前が消したい顔がそこに写ってるぜ
もういいだろう 愛はただお前を
迷わせただけ
自分らしく笑える そんなステージを 捜しなよ
Oh No No No……
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