夜ごと悩ましい夜の海に

バカだね この俺は つくり笑いがわかるかい
いつから我慢すること 覚えたのだろう
この暮らし 始めた頃 あんなに輝いて
降りつもる 夢のような話を
夜も寝ないで してたじゃないか

バカだよ この俺は ひとりで悩んで
頭もよくないくせに 気ばかり強くて
おまえの胸に影をおとす せつない苛立ちを
とめようもなく 放り投げようもなく
人もうらやむ ふたりの芝居

ああ やりきれないよ 愛しくて心が止まらない
いつも光と影のように そっと後ろで見つめてる
涙ゆらり揺れる時も 波うつ胸痛む時も
夜ごと悩ましい夜の海に またふたりで出かけるかい

互いに言葉も無いのに 今日も果てなき道に
ふたりたたずむ ふれあうこともなく
本当の気持ちなんて わかるはずもなく
今を 信じられようもなく
夢を着飾り 駆け出すのかい

ああ やりきれないよ 愛しくて心が止まらない
いつも光と影のように そっと後ろで見つめてる
涙ゆらり揺れる時も 波うつ胸痛む時も
夜ごと悩ましい夜の海に またふたりで沈むかい
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