眠り姫

瞳を凝らして 焚き火の火を見つめてる
水面にひろがる 小石の輪をかぞえてる

きみが僕の隣に来て やさしく微笑んでくれる
月が照らすその指先 僕は静かに重ねてく

遠くのキャンプで 誰かの声聞こえてる
梢を揺らして 冷たい風降りてくる

きみが何か言おうとして 言葉を飲み込んだわけ
きみがまぶたを閉じるまで 僕は聞かずに傍にいる

心の深い湖の底に 沈んだ悲しみ
きっと僕らは輝きに 出来る時が来ると思う

きみが僕の隣にいて 肩にそっと頬をのせる
月が照らすその唇 僕は静かにキスをする
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