この誰もいない部屋で

安らぎに誘われて
振り返るといつも君が側にいた
君はただ… はにかんで
僕の指先にふれる

始まりはいつも突然で
街角で僕は君に恋をした
君はただ… 微笑んで
不思議そうに僕を見てた

壊れそうな細いからだは出会った頃の
優しい笑顔の面影さえも残さずに
目が覚めれば涙の理由を時間をかけて話すから…

どうして誰もいないこの部屋で
からだが震えるんだろう
教えて…

消えてしまいそうになるその小さな声で
僕の名前を呼ぶ姿が忘れられなくて
振り返ればあの時のままの君が今もいるようで…

どうして誰もいないこの部屋で
からだが震えるんだろう
教えて…

どうして誰もいないこの部屋で
涙がこぼれるんだろう
教えて…

もう一度抱きしめさせて…
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