歩道橋

もしかすると
ふるさとの町が見えるかと
歩道橋の上にあがってみました
汚れてしまった
ぼくの悲しみのような
都会の空の彼方に
あの小さな町が
今も本当にあるのでしょうか
歩道橋の上で 想いはめぐる
歩道橋の彼方 ふるさとは遠い

低い家並のつづく 静かな町に
きらきら輝きながら 流れている川
自転車のベル鳴らし
古い木の橋を
君とふたりで通った 学校への道
今も本当にあるのでしょうか
歩道橋の上に 夕陽は暮れる
歩道橋の彼方 君は遠い
歩道橋の上で 想いはめぐる
歩道橋の彼方 ふるさとは遠い
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