夏の夕暮れに詠うバラッド

覚えてるかい? 出逢った日のことを
僕らは何にも知らないままで
同じ歌をふと口ずさんだから
たぶん わかり合えた気がしたんだ

駅までの帰り道で 幾つものユメを話した
今もまだ追いかけてる途中だけど

あの頃のつよがりを 諦めたわけじゃない
いつまでも青春は続いてゆくんだ きっと
悲しいことがあれば また二人で語り合おう
すぐに会いにゆくつもりだから
夏の夕暮れに詠うバラッド

覚えてるかい? 旅立つ日のことを
僕らはまた一つ約束を増やした
二年ぶりに掛けた古いレコード
大丈夫 あいつなら大丈夫さ

壁にもたれて見上げた 窓の外に広がる世界で
正直に 生きてるつもりでいるけれど

さよならを繰り返して 無くしたものもあるけど
いつだって忘れたことはないんだ ずっと
手に触れることがなくたって 瞳を閉じれば今も
胸の奥のほうで語り合えた
夏の夕暮れに詠うバラッド

あの頃のつよがりを 諦めたわけじゃない
いつまでも青春は続いてゆくんだ

さよならを繰り返して 無くしたものもあるけど
いつだって忘れたことはないんだ ずっと
手に触れることがなくたって 瞳を閉じれば今も
胸の奥のほうで語り合えた
君に届けと願うバラッド

夏の夕暮れに詠うバラッド
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