みちのく哀愁

一生いちどの 夢をみて
あなたと流れた 情け川
宿の紅葉が 水面に揺れて
あかあかキラキラ 燃えたのよ
好きで別れた 人だから
女みちのく 雨が降る

かわらぬ想いを 胸に秘め
渡ればせつない なみだ橋
肌をかさねた ふたりの夜が
あかあかキラキラ 燃えるのよ
せめて逢いたい もう一度
音もたてずに 降るしぐれ

面影つれそう 湯の町は
ひとりで差しても ふたり傘
川の流れに あなたがいまも
あかあかキラキラ 燃えている
夢のはかなさ 恋しさに
女みちのく 雨が降る
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