公園と少女

伝えそびれた事 忘れ
カンバスの上 なぞる
君はそう 刺さる指に

何もかも忘れた夜に
曖昧な声 揺らす
君はそう そらす指に

あやふやになった感覚に
深く差し込んだ 後悔が

考えすぎて何も見えなくなるなら
考えなくても同じだ 馬鹿みたいだな
無意識と意識の 違いを探して
深く飛び込んだ

たわむ電線の上 揺られ
考える仕草 くらむ
君はもう 雨の向こう

ばらばらになった感情に
何時も邪魔をする 寂しさが

考えすぎて何も見えなくなるから
簡単な嘘でごまかす 馬鹿みたいかな
無意識と意識の あいだで零して
息を止めたんだ

時間を潰してくんだ
答えは無いから
公園のベンチの上
少女は言う

考えすぎて何も見えなくなるなら
考えなくても同じだ 馬鹿みたいだな
無意識と意識の 違いを探して
深く

考えすぎて何も見えなくなるから
考えないよに笑うよ 馬鹿みたい でも
無意識と意識の 間で歌えば
生きていけるんだ

伝えそびれた事 忘れ
カンバスの上 なぞる
君はそう 刺さる指に
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