風と共に去りぬ

見つめて 感じて もっとそばへ寄り添って
なぜだか あなたが とても遠くの人のよう

うつつを さすらう旅人
夢のあいだの紙一重

見つめて 触って もっとぬくもり確かめて
それでも 心の 淡い影ならぬぐえない

梢を 飛び立つ鳥たち
あなたに重ねる黄昏

さまざまな時代越えて いくつもの愛のかたち
風が 呼んで 伝え 運ぶときめきに
今は 想いつらぬき
燃えつきるまで すべてをゆだねたい

かなわぬ さだめがあっても
夢のあいだの紙一重

行方なら風に聴いて 悔いない愛もあると
出逢い 別れ すべて 時のまぼろしと
今は 言いたくないよ
燃えつきるまで すべてをゆだねたい

風に 流されるなら 風に向かって
愛も夢もつかんでいく
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