うやむや

燕が帰る秋
空に巣を残して、
三百六十五
いつまでも好き勝手のあたし。

うやむや むやむやむや もやもやとめて
その返事だけ、はしたくない
うやむや むやむやむや もやもやとめて
わざと知らんぷりをしてたい

気まぐれの夕立
し放題のあたし、を
「若い」と 呼ぶ君が
傘もささないで或る日
告る。

うやむや むやむやむや もやもやとめて
好き も 嫌い もどちらもない
うやむや むやむやむや もやもやとめて
わざと知らんぷりをしてたい

あなたがぽいしない限り
あたしがぷいしない限り

クモ網に
宙ぶらりんのまんま、した
あたしはうかつだった。

うやむや むやむやむや もやもやとめて
その返事だけ、はしたくない
うやむや むやむやむや もやもやとめて
気がつけば 君の巣! の中で
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