夏・ハレーション

憧れていた南へ向かう汽車 乗りこむ
一人の旅は初めてだから ちょっと不安ね

カバンを網棚に
あげてくれたあなたを
ゴメンね トンネルくぐった途端に忘れてた

レールはときめいてる
夏のベクトルさがして
素直になれそうなの
今頃何してるの

借りてた本を開けて落とした 古い写真の
知らない笑顔照らす太陽 見てみたいの

ガラス越しの街が
緑に埋もれる時
いつもと違う時計 鳴り始めてる

七色のハレーション
砕ける波はるり色
あなたに見せてあげたい
今度は一緒に来る

真夏の感傷旅行は 陽炎に包まれたまま
もやもやした思いに ライトあてて

あざやかにハレーション
ハートもるり色に染めて
絶対忘れないわ
今度は一緒に来る
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