旅の終りに

流れ流れて さすらう旅は
きょうは函館 あしたは釧路
希望も恋も 忘れた俺の
肩につめたい 夜の雨

春にそむいて 世間にすねて
ひとり行くのも 男のこころ
誰にわかって ほしくはないが
なぜかさみしい 秋もある

旅の終りに みつけた夢は
北の港の ちいさな酒場
暗い灯影(ほかげ)に 肩寄せあって
歌う故郷の 子守唄
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