窓辺

太陽を逆さにふりまわしてしまえば
きみを少しづつ取り戻せるだろうか

せめて記憶へ訪れる事ができたら
ぼくは無情に全てを捨ててゆく

きみにおぼれ 時にむせぶ
さよなら言わなくちゃ
夕暮れの窓辺には
今もきみが舞う

冷たい氷が解けてゆくその宇宙で
ぼくらふたりきり 強く抱きあった

流星のようにときめく
時間がそこでためらいがちに
手を振っていた

きみにおぼれ 時にむせぶ
さよなら言わなくちゃ
夕暮れの窓辺には
今もきみが舞う
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