月と太陽

夢を見て旅人達よただ光に導くままに…

淋しいなら声を聞かせて
届かないなら詩(うた)を聴かせて
戸惑いながら羽根を閉じて
彷徨いながら空を見つめてる

月のように瞬く事も忘れ
静かに消え深く映り込み欠けてく
このまま変わらずその言葉(ことのは)に乗せて

夢を見て幾千の夜にただ流れる旅人達よ
例え戻れなくて…それでもまた歩むでしょう

哀しいから頬を濡らして
伝えたいから声を枯らして
鬱向きながら影を捜して
躓きながら空を見上げてる

永遠とか真実だけを求め
水面に揺れ漂う方舟(はこぶね)眺めて
ここから歩いてくその足跡辿って

あてもなく名の在るもとへと ただ光に導くままに…
いつか残したくて これからまた歩むでしょう

一人…佇む…輝きさえ失くしたとしても…

いつの日か旅人達よ今光に包まれて
楽園(ここ)に残したくて それでも繋いでく意味を
夢を見て幾千の夜に…傷ついた羽根広げて
例え戻れなくて…終曲へと歩む事でしょう
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