ニフルヘイムの子守唄

冷たい背中を向けないで
いつでも温かいその手が
差し伸べられてくるのを願ってる

どうしたら触れてくれるの?
あなたの熱がほしいだけなのに
抱きしめたこの身体は
凍えている 孤独(ひとり)の胸が…

描いた拙い夢を この手で破きながら
わたしは憎み愛し求めている
変わらないこの季節(とき)の 中だけでただ眠る
ことがどうして許されていないの?

どうしてあなたの眼差しは わたしに届かない?
その眼に映ることを いい子でまっていた

どこに行けば聞こえるの?
あなたの囁きほしいだけでも
聞こえない 優しい声
飲み込まれて潰されていく

描いた拙い夢は 掠れて消えゆくこと
わたしはきっとはじめから知ってた
変わらないこの季節(とき)の中だけで
ただ眠ることが叶わないとしても

いつも振り払う素振り見せて
伸ばされた手を拒む
あたたかい手が 本当は怖くて
臆病なこの歌を ひたすらくりかえして
どうかこのまま 虚像(ねむり)から醒めないで
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